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尾道アジアンゲストハウス ビュウホテルセイザン&タイ国料理タンタワン


ホテルやタイレストランの事、タイでの事や世界中のゲストやスタッフの事など。尾道色は弱いです(^-^;
by viewhotelseizan
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2008タイでの闘い ⑤ラウンド後半

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と言う訳で、そんなこんなで無事、ムエタイの殿堂ルンピニースタジアムへ到着
したのであった。「ふ~・・今夜ははなから荒れそうだぜ」と言う訳で、まずは
通い慣れたルンピニー正面入り口へと向かうのであった。
当初スタジアムの入場料は、一番安い3階席が、その日のマッチメークにもよるの
だが、たかだか250B程であったが、今はなんとも外国人料金と言う事で、タイ人以
外は皆1000Bである。
毎度の事ではあるが、ルンピニーに付くとまず正面入り口で、赤い服を着た、日本
語を使いこなすスタジアムスタッフに遭遇する。彼女達は必ず決まって昔はこう言
っていた。「あなた3階席危ない、リングサイド案内するよ」今まではまず相手にし
た事がない。逆に「あなた誰に言ってる?他のお客さん言ってください」と、彼女
たちに合わせた変な日本語で切り替えしていた。変な日本語は彼女達にはむしろよく
伝わる事も、私は知っていたのであった。そう、言うまでもなく、私はそんな所まで
親切なのであった。
なのだが・・今回は違った、相手にしたのだ。タイには毎年やって来るが、妻の里帰
りも兼ねてなので、もうめったにムエタイスタジアムにはなかなか来れないので、今
日は高く付いてもリングサイドでムエタイ観戦と決め込もうと言う気持ちになってい
たのであった。
赤い服のスタッフに案内されて、チケット売り場に向かう・・・と思ったが、それは
違った。正規の料金だと、リングサイドは2000Bであるが、彼女達は窓口を通さずに、
自分がお金を受け取り、スタッフ皆でグルになり、小遣いを稼ぐのだろう、ススッと
私を連れ、リングサイドに案内した。他のスタッフも誰も止めるものはいない。まぁ
これもタイだ。ついでに値切れば2000Bのチケットは割り引かれる。たぶん上手にやれ
ば半額くらいまで落とせるかもしれないが、そこは一歩大人になり、1500B程度で手を
打てばすんなり会場入りできるであろう。「あなた、友達に紹介、お願いします。
リングサイド、安いね。ありがと御座います。」と、また変な日本語でお礼を言われた。
まぁ変な日本語は嫁で慣れているので、全然大丈夫だ。でも、このシステムは知らなか
った。正直、はなから高いリングサイドに入る気がなかったので、10数年この事を私は
知らなかったのである。リングサイドでの観戦はやはり全然良い。それは知っている。
仲間の誰かが試合をすれば、お金がどうこう言わずリングサイドに立って入れるが、お
金を払い、ちゃんとお客さん席で客として観るムエタイ観戦は相当気分が良い。
少々高いが、皆さんにはやはりムエタイ観戦は、リングサイドをお勧めする。3階席の、
ギャンブラー達の中で観るムエタイも、確かにそれはそれでタイらしさを味わえるが、
やはり・・・う~ん・・どうだろう。両方1回ずつ体験してみてくれたら一番嬉しい。
是非、タイが気に入り、2回目に行ったら前回と違う席で観てみて欲しい。是非お願いします。特典としては、気軽に試合前の待機している選手と写真が撮れるとか、そんなもの
だが、まぁよい記念にはなるはずだ。もし、記念にならないと思うならやめておけばいい。
大半はムエタイマニアでないと、選手が誰であるか、何と言う名前なのか全然分かる余地
もないだろう。日本人はもちろん、外国人にとってムエタイとはそんな世界である。
さて、いよいよ試合だが、ムエタイの試合は決してK-1とかとは違うのである。試合を観る事に関して言えば、マニアしか楽しめない。断言する。ただスタジアム自体を楽しんで頂ける事は、それも断言する。試合は素人さんが観ると眠くなるかもしれない。その攻防は、決して派手ではなく、実に地道な攻撃の繰り返し(積み重ね)である。どんな技が高ポイントなのかとか、色々見方はあるが、ここであえて言わないで置こう。そお方がむしろ楽しめるはずだ。
リングサイドのお客さんもほとんどは外国人、ビールをガブガブやりながらワイワイ楽しんでいる者が大半だ。私の隣もそんなファラン(西洋人)の男2人であったが、試合を真剣に観ながら「オーイ!オーイ!」と一人なのに、3階席のギャンブラーの如く奇声を発していた私をジロジロ見ていた。関係ない、私は一人でムエタイを楽しみに来たのだから。
私にとっては、ムエタイを楽しむ事さえも、立派な闘いである。だから闘いに掛け声はつきものである。
ムエタイも、試合の順番で、そうレベルの高くない選手からメインの高レベルな試合となり、終盤は外国人選手や子供の試合になる。その頃には多くの人々が会場から帰っていく。試合をする選手の身になればせつないものだ。ただそう言う厳しい現実がないと、何ごとも上達しない。上を目指す気持ちがなくなれば、平和は訪れるだろうが、悲しいかな現世では老い先苦しむ事になる。タイ人、ムエタイファイターに関して言えばそれは貪欲である。自分だけではない、家族の将来や運命がかかっている。強くなる為には非常に大きな肥やしであろう。しかし現実にはチャンピオンは一人である。皆揃って家族幸せ!とは行かないのである。この現実も彼らは十二分に理解している。ただひたすらたった一つの星を掴み取る為、日夜練習し続けるのである。私も10年も昔、タイでジムに通っていたが、やはり何処も日に8時間ほどは毎日練習時間である。中盤に昼寝と言う仕事もあるが、なかなか私は寝れなかった。何故なら練習中に先生が汲んでくれる氷入りの大きなポリバケツに溜めた水をいつも飲んでいたからだ。飲まなければ脱水で死んでしまうし、飲んでも細菌に犯されそうで、心配で心配で眠れなかったのである。幸い下痢はしたものの、大事には至ってないので大丈夫だったのだろう。顔の怖い先生だったが心は優しかった。付け加えて言えば、奥さんがすごい美人で、また更に優しかった。いい思い出である。
と言う訳で、ムエタイに関して言えばこんな所だろう。ルンピニーは私の記憶と心からなくなる事はないであろう。是非皆さんも、タイに行ったら一度は覗いて観て頂ければ幸いです。ただ、ルンピニーの周りにたむろっているタクシーはろくなモンじゃないので気をつけてくださいね。カオサンロードで客待ちしているトゥクトゥクのような感じでしょうか、ほんとろくなモンじゃないですから。
と言う訳で、今回の里帰り特集が終ったら、その昔の、トゥクトゥクとの闘いをお話ししましょう。
今回の写真は、闘い終わったチャンピオンに挑戦状をたたきつけた後のショットです。
・・・まぁ言うまでもなく嘘ですが。ただの記念写真です。

次回は、2008 タイでの闘い。帰国へ。です。
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by viewhotelseizan | 2008-03-12 23:10 | 社長のタイのドキュメンタリー | Comments(0)
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