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尾道アジアンゲストハウス ビュウホテルセイザン&タイ国料理タンタワン


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2010 タイでの闘い ⑬お猿さんのお寺 そしてシリーズ(完)

名前は分からない、ただ猿がいるお寺は他にも色々あるようだ。
ここはサケーオ県の猿のいるお寺のお話しである。

帰国3日前、食あたりから何とか回復した私を気遣い、義母が
早めにサケーオからシーマハポートへ移動し、そこで宿を取って
マッサージでもして、次の日バスでバンコクへ向かい、雑貨の仕入
れをしつつ、遊んで帰ったら?との提案を受けた。

お気遣いかたじけない。ただそう言われると、日本人的には・・
「いや、タイ生活残りわずか、タイの家族とすごします」と来るのは
当然だろう。それが義に生きる男なのである。

と言う訳で気を取り直し、近場を観光して回った。まずはお猿さん
のいるお寺へと向かった。平地の多いタイであるが、この隆起した
岩山はなかなかの見ごたえであった。

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孫悟空がいるのだろうか?そんな険しい岩山であった。そしてお寺の
敷地へと入っていったのだが、そこには信じられない光景が待ち受け
ていた。

猿の群れ、そして良く吠える犬。そこへ一人のお坊さんが向かってきて、
なんと事もあろうにその良く吠える犬に向かって、あたると死ぬかもしれ
ないほどの石を投げつけていた・・・・。

殺す気なのか??いや、お坊さんに限ってそんな事は無い・・・。
私の心は揺れ動いた。もし、犬を殺す気なのであれば、私がこの
お坊さんを倒さなければならない。いったん向き合い、闘うならば
神をも撃つ。これが侍の生き方である。

しばし様子を見守った。

私はタイのお坊さんの奥深き、そして極めてシンプルな仏の境地を目
の当たりにする事になった。そう、事は単純なのである。

犬が吠えてうるさい、

だから黙らせる。

それだけの事である。時に運が悪ければその犬には死が訪れ、時に
幸運であれば無傷でまた変わらぬ犬生を全うする。誰のせいでもない、
それが運命なのである。

そすると今度はバイクに乗った少し美人の女性の肩にかけていたタオル
を猿が奪い取り、颯爽と木に登って行った。かなり高い位置に登っている。
これでは石を投げても厳しい状況である。

するとどうだろう・・・

今度はお坊さんは、お手製のゴム銃(パチンコ)を懐から出し、足元の
石ころを広い木の上に天高く逃亡している猿を狙撃し始めた・・・。

私の心は揺れ動いた・・・。殺す気なのか?いや、お坊さんに限って
そんな事は無い筈だ・・・・。ただもしも猿を殺す気なのであれば、
私はこのお坊さんを倒さなければならない。いったん向き合い、
闘うならば神をも撃つ。これが侍の生き方である。

しばし様子を見守った。

私はタイのお坊さんの奥深き、そして極めてシンプルな仏の境地を目
の当たりにする事になった。そう、事は単純なのである。

猿が少し美人の女性のタオルを盗み逃亡した。

奪い返すだけの事である。

それだけの事である。時に運が悪ければその猿には死が訪れ、時に
幸運であれば無傷でまた変わらぬ猿生を全うする。誰のせいでもない、
それが運命なのである。

2010 タイでの闘い ⑬お猿さんのお寺 そしてシリーズ(完)_d0144077_157396.jpg


私は仏の境地を目の当たりにし、今までの修行がまだまだただの過程
である事を思い知る事になった。さて、まずは考えるより行動である。
とりあえずこの山を登ってみよう。

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そうして階段を登り始めた。チェンマイのドイステープよりは短い
距離である。ただかなりの急斜面を登って行った。そして後ろを
見た時である。

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しまあったぁ~・・・

猿が私達を追跡している・・・・

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私は仏の境地を目の当たりにし、肝心なセルフディフェンスを
おろそかにしていたのであった・・・・。何たる修行不足なんだろう・・
私の戦闘能力は未完全であると思い知らされた出来事であった。

今後は一瞬たりとも気を抜かず闘い続けよう。そう心に誓う印象
強い出来事であった。

そして更に上へと登って行った。

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崇高な光景であった。
この天然お岩を彫り、仏像が姿を現したのであった。

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そしてその向こうに見える広大な風景

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よし、清水の舞台ではないが、新たなタイ国進出に向けてここから
飛び出そう。そう心に誓った私のパワーポイントになった場所であった。
毎年ここに来て揺らがぬ強い気持ちを確認しよう。そう思った。

そしてさて降りようとした瞬間である。

ヤバイな・・・・ちょっと怖いかも

そう、急斜面はまさに「行きはヨイヨイ 帰りはコワイ」なのである。
もしも足を踏み外したら確実に命が殺られるな・・・・

身体がそれを察知した。

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なんて刺激的な俺のパワースポット・・・
そう感じた。

そして私は見事生還し、お猿のお寺を後にしたのであった。

腹が減ったな、みなこの辺でなのか食べよう!!そんなノリで通り
すがりの食堂へしけこんだ。そこで私はカオマンガイを注文したの
であった。

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タレの酸味、そして鶏肉の火の通し加減。どれをとってもそうとうな
不味さであった・・。怒りに燃えた私がこの店を破壊しようとした瞬間
であった。

私の攻撃スピードを遥かに凌駕したちょー高速な身のこなしで、義母
が怒りの先陣を切ったのであった。

タイ人は食に関して嘘を使わない。不味いものをお金を払ってまで
「美味い」と心にも無い事は決して言わない。厳しさとシンプルさを
持って人生を全うする人種なのである。

義母は私のスピードをものともせず、マッハも速さで店主に
上段回し蹴りを叩き込んだ。そこで店主がふらついた隙を突き、
今度は右ストレート・左ボディー、そして対角線攻撃の右の
下段回し蹴りをぶち込み、くの字に折れた店主の身体に左の
ひざ蹴りを突き刺したのであった。

まぁそれは嘘です。

と言う訳で、食べ残しの雨あられでせめてもの仕返しに、私は
その店でうんこをし、トイレットペーパーが無いので水で肛門を洗い、
その手をあまり洗わずに笑顔で店主と・・・「日本から来たんだ、
よろしくね」と、握手をして去って行った。

我ながら見事な攻撃であると確信した瞬間であった。

その後、将来建てるコテージの見学に近くのリゾートに
行ったのであった。

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そうして色々と計画を考えながら、家へと帰って行ったのであった。

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計画はまだ未完成だが、大まか説明するとこんな感じだ。

タイの昔ながらの風景と、土と共に生きる人々との交流。そして
その体験も出来る。この地の素晴らしく美味しい果物をたらふく
食べて、この地の野菜や家の敷地の池で飼育し始めたナマズ
やテラピアや雷魚、そして時にはワニ肉や、そして普通に
鶏・豚などを使った料理を食べ、そしてその調理を学ぶ事も出来る。

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そしてタイマッサージ小屋も作り、マッサージで癒されると共に、
そのテクニックも学ぶ事が出来る。そしてここが私の一番楽しみな
所だが、市長さんが頑張ってくれている、新しいムエタイジムで
ムエタイの練習風景を見学出来ると同時に、実際にムエタイも体験、
そして本格的に学ぶ事が出来る。

そして私も仏の境地を学んだ、猿のお寺への観光や、それはそれは
美しい滝を見に行く事が出来る。サイクリングや岩山のロッククライミング
など楽しみは満載である。

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私はただただ前進し、転びながらも決して諦めない心で、己の夢を
目標に置き換え、そしてその目標に向かい計画を立て、時に勝ち進み、
そして時に屈辱を舐め、またなにくそと的に向かいそれを実行する。
それだけである。

尾道ビュウホテルセイザン&タイ料理 タンタワンのお客様をいつか
ご案内出来るよう頑張ります。となり街にあるタイ料理店の名前でも
あるのだが、

パーパイ・タイ (タイへお連れします)

私は疑似体験ではなく、本当に現地へお連れしてさし上げたいと
願っております。

押忍

2010 タイでの闘い シリーズ(完)

単発モノはまたあると思いますのでよろしくね!

by viewhotelseizan | 2010-02-17 03:07 | 社長のタイのドキュメンタリー | Comments(2)
Commented by 瀬戸田より at 2010-02-17 18:48 x
タイ進出計画、めちゃくちゃ楽しみにしてますよ!
その時はぜひタイにご案内されたいです。

それにしても、
文章うまいですね・・・。

虚構と真実の交差する先にあるもの・・・
それこそが悟りなのかもしれません。
僕も精進を続けます。

無事な帰国と営業再開、なによりです。
また食べにうかがいます。

Commented by viewhotelseizan at 2010-02-18 02:25
いつもコメント有り難う御座います。瀬戸田よりさんご夫婦には特別な想いが私もあります。お2人がこの地に立つ日が必ず来るでしょう。

文章上手いですか・・?じゃあなんか書かせてください。でもかなりハードボイルドな誌になっても大丈夫ですか?超好評と超批判の両極に分かれることと思いますが・・腹が決まったらお声をかけてくださいませ。今年は数年私の中に封印されていた虎が鼻垂れ・・・いや、放たれます。

押忍
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